神輿工房@YAMAZAKI-14(最終版) 
        
     写真はサムネイル版です。写真をクリックで、大きな画像になります。
令和3年
9月1日更新
     最終 9月26日更新


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252 9月に菅谷神社で完成のお祓いを受けることになりました
253 ・254 紙垂を作りました。
255 ・256 二重折釘を作ってらいました。
257 8月16日頼んでおいた提灯が届きました。桶型提灯を考えていたのですが大きさから弓張提灯を加工
  してもらいました。桶型に似せるため上部と下部を
赤に塗らず、白い部分を少し残してもらいました。
              以上 令和3年820日更新

258 いよいよ組み立てです。台輪・胴体・屋根の大きく3分割できるようにしました。胴体に平台輪を付
けました。平台輪には雷紋が入っており(
No24参照)、この紋は中国で3000年前から使われており、
豊作・吉祥の象徴だそうです。平台輪の溝に木組みを挟み込みます。

259 屋根に木組みを取り付けました。江戸前神輿などは四天柱の内側に支えの柱を入れているようですが
、尾垂木の内側に伸びているところを挟み込むようにして屋根と接合しています。木組みの背板の下部
 を平台輪に差込みます。黄色く見えるのは木組みの間にある鳥の彫刻の下地です。

260 My鳳凰。前屈流線型の相州型です

261 もじりを付ける前。

262 令和3912日、真柱を台輪に差込み完成しました。令和3919日昨日の台風騒ぎから一転、
台風一過の青空の下、緊急事態宣言下ではありましたが、菅谷神社でお清めのお祓いをうけました。

番外  枠が余ったので、記念写真を・・・・・
 神 輿 採 寸

1, 総高 (泥摺から露盤上部)     115cm
2, 総高 (泥摺から鳳凰最上部)    153cm
3, 鳳凰 高さ38cm 羽根幅74㎝ 長さ58
4, 露盤 高さ8cm 幅 14
5, 屋根 幅(軒)           80

6, 屋根 幅(蕨手)          95
7, 軒下高 (泥摺から軒下)      76
8, 胴高  (亀甲から平台輪)     48
9, 屋根  (露盤上から軒下)     39
10,長押 幅              45

11,鳥居 幅 (笠木)         46
12,鳥居 幅 (柱・真々)       25.5
13,四天柱 幅(真々)         40
14,台輪 高              13
15,台輪 幅              70
16,格狭間 幅             26

17,泥摺(小足)高           4
18,囲垣隅柱 高            18
19,囲垣小柱 高            12
20,唐破風 幅             34
21,菖蒲桁 幅(真々)         20
22,金箔(24金)              490
 

升組の升作りから足掛け10年にして完成に辿り着けました。思えば幼い頃、父親に肩車されながら菅谷神社の天保神輿の宮入が遠い記憶の中にあり、My神輿制作に至った原点かと思います。

相州神輿と言われる神輿は多々ありますが、そのほとんどは制作年代、制作者、制作過程が記録に無いのが現状です。今回独自で制作するに至り、色々な制作方法があると思いますが、制作方法の一つとして参考にして頂ければと思います。

また、記録に関しては、ホームページ「定年どっこい」を開設している三橋先輩が永きに亘り、写真やコメントを細かく掲載して頂いたことに感謝申し上げます。

 終りになりましたが、150を超える神輿の写真を撮って感ずることは、神輿は地域の文化であり、宝物だということ。神輿を通じて地域のコミュニケーションづくりがこれからも活発に行われることを念じてやみません。

  長い間ご覧いただき、ありがとうございました。

             以上 (2021年)令和3年926日  完

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