神輿工房@YAMAZAKI-8 
        (平成30年11月21日)
     写真はサムネイル版です。写真をクリックで、大きな画像になります。

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 昭和63年9月修復以前の藤沢市宮原寒川社神輿のタンス(環)。同タ
ンス幅
15cm、高さ9cmで手の平にあたる部分にふくらみが無
い。これは現在の型(
127参照)とは異なり古い形のタンスで中央の
内部は金属が入っているが、両端は空洞となっており、現在のものと
は違う。


127
平成309月に修復した平塚市中原日枝神社神輿のタンス。
手の平の部分にふくらみがある。最近のタンスはこの型が多い。

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手こずった屋根が徐々に出来上がって来た。この時点で黒のカシューを
回ほど塗っている。黒に深みがあり、顔が写るほどになって来た。
 ペーパーやすりの
600番から800番・1000番と徐々に細かくし、塗っ
ては磨き、磨いては塗るということを繰り返してきた。
 この後
2回ほどまだ塗るとの事。1回塗ると1週間ほど間隔を空けてい
る。これを見た瞬間、鳥肌が立ったと同時に職人さんに感謝。
 
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平成30年10月14日(日)
東京葛飾
から彫金屋さんが寸法を取りに見えた。
小さい神輿だが約3時間近く細かく採寸して頂い
た。
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彫金屋さんの鶴岡さんが以前作成した飾り金具を付けた神輿。
鶴岡さん自身は作ったこの錺金具が神輿に付けられたのは初
めて見るとの事。この後、神輿は「どけん祭」の会場へと運
ばれて行きました。
 
   130
鳳凰頭部5体揃い踏み。大きさや鶏冠を変えてみたら5体に
もなってしまった。最終には右奥の型で鋳造してもらう。
胴体は打ち出しで作成する
     
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131鶏冠9本の頭部   132鶏冠10本頭部
133 屋根幅1mに合う頭部の大きさで作成。2体作成したので、こちらには柿渋を塗ってある。
134 133と同様の型だが鶏冠部分を9にし、型を変えた。この型にしたのは、鳳凰を前屈形、
尾は流線形(玉付)の相州型にする関係で、鶏冠も少しだが流線形にした。
寒川神社、茅
ヶ崎上赤羽根の神輿の鳳凰の鶏冠がどちらかと言うと鶏冠が後ろに流れている。

135 134の横顔
 
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136 タンス(環)の木型をこれから彫る。近年の型と、古い時代の型の2種類作成する。
137 タンス(環)の完成形。左側の古い型を採用する。鋳物にすると若干縮むとのこと。
 
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 神輿欄間の彫刻です。茅ヶ崎中町八雲神社の神輿を参考に作成中です。
 飛竜と鯉の彫刻です

142
 左側の飛竜を拡大しました。右側は未だ顔を彫っていません。
 この後細部に亘り再度彫っていきます。
 
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